人気作家・東野圭吾の大ヒット小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の中国版映画のキャスティングがこのほど発表された。韓寒がアートディレクター、董韵詩がプロデューサー、韓傑が監督を務め、中心人物となる「3人組」は、王俊凱、迪麗熱巴、董子健が演じる。
東野圭吾の作品の中では最も特徴があり、温かみがあると言われる「ナミヤ雑貨店の奇蹟」だが、中国版映画はファンタジーで癒し系の作風を取り入れ、「現代人の心から消えてしまったものを雑貨屋で見つけることができる」というメインテーマを忠実に再現する。初公開となったポスターを見ると、雑貨店の雰囲気には中国の要素も盛り込まれていることが分かる。
小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、「東野圭吾の作品の中で最も感動できる作品」と称されており、全世界での累計発行部数が500万部を超えている。また、中国の情報コミュニティサイト・豆瓣では、22万人がコメントを寄せ、8.6ポイントの高評価となっている。「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の原作は5章で構成されており、中国版映画はどのストーリーを採用しているのかに注目が集まっている。