韓国メディアによると、韓国の情報通信技術振興センター(IIPP)はこのほど、5287人の専門家を対象に韓国のICT産業(情報、通信、技術)の競争力についてアンケート調査を実施した。8月13日に発表された調査結果によると、韓国のICT産業で競争力が最も強い分野はモバイル通信と放送であることがわかった。
韓国の『アジア経済』の8月13日の報道によると、米国はICT産業の開発をリードする国で、各分野の技術は韓国を上回り、その差は平均1.5年になる。欧州と日本の米国の技術競争力との差は0.8年と0.9年、中国は1.7年。
前年の結果を見ると、韓国のモバイル通信技術は米国より0.6年遅れており、各分野の中で最も小さい。アンケートに応じた専門家は、昨年10月、韓国は世界を率先して5G通話の実験を行い、ビジネス化に着手し、同分野での競争力を示したとみている。
専門家によると、韓国のICT産業で発展が遅い分野は衛星観測と周波数共有の技術で、米国との差は2.1年に達する。衛星搭載ロケットの打ち上げなど、宇宙開発の経験が不足していることが主な原因だという。
報道によると、人工知能とクラウド技術は第4次産業革命のコア競争力とされ、韓国はこの分野で米国より1.9年遅れている。中国の技術は韓国より上で、米国との差は1.8年である。
IIPPの責任者によると、昨年下半期からサムスン電子、SKテレコム、Naver、カカオなどの大手IT企業は人工知能分野への投資を増やしているが、投資規模と技術競争力はその他の外国の有名企業とまだ差がある。
(チャイナネット)
推薦記事: