バンクカードの国外における利用統計をより良くまとめ、バンクカードの国外における利用の秩序を守るべく、中国国家外匯(為替)管理局はこのほど、「金融機構が国外におけるバンクカードの利用情報の報告に関する通知」を発表した。9月1日より、中国国内でカードを発行している金融機構は、中国国内で発行されたバンクカードを利用して、国外で現金を引き出した全ての情報と、1回当たりの利用額が1000元(約1万6000円)以上の取引情報を同局に報告しなければならなくなる。「通知」は発表された日から施行された。人民日報が報じた。
同局によると、バンクカードの国外における利用情報収集が、バンクカードを国外で使用する為替管理政策に影響を与えることはない。同局は今後も、個人がバンクカードを国外で合法的に、便利に利用することを支持する。バンクカードの国外における利用情報は、カードを発行している金融機構が報告し、個人に報告義務はない。個人のカード利用の負担額が増えることはなく、外匯局は法律に基づいて個人情報を保護する。
現在、バンクカードは、個人が海外で利用する主な決済アイテムとなっている。統計によると、2016年、中国の個人の海外におけるバンクカード利用総額は1200億ドル(約13兆2000億円)以上に達した。
(人民網日本語版)
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