新華網ワシントン5月17日(記者/劉陽 徐剣梅)米国のドナルド・トランプ大統領は16日、ソーシャルメディアでロシアとのテロ対策協議について自己弁護し、自分にはロシアと「事実」を共有する「絶対的権力」があると称した。
トランプ大統領のこのような態度は、トランプ大統領がロシアに機密情報を漏らしたと15日に米メディアで報じられた件について答えるためのものだ。
トランプ大統領は16日の朝、「私はあの時、ロシアとテロ対策や航空安全などに関する事実を共有したかった。大統領として私にはそうする絶対的な権力がある。」とツイッターのアカウントに書き込んでいる。また、トランプ大統領はロシアに過激派組織「イスラム国」とテロへの攻撃力を大幅に向上させるよう呼びかけていた。
米メディアはこれまで、トランプ大統領が先週、ロシアのラブロフ外相やキスリャク駐米大使と会談した際、過激派組織「イスラム国」に関する「機密性の高い情報」をロシア側に漏らしたと報じていた。
報道によると、漏らされた情報は米国の同盟国から得たもので、今回の事件は同盟国の米国への信頼関係を危険にさらす恐れがあるという。報道が公にされてから、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)は、トランプ大統領とラブロフ外相は「関連の情報源や入手方法については議論をしておらず、報道されていない軍事行動についても議論をしていない。」と表明している。
(新華社より)
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