第3回全国農業センサスの現場世帯ごとの訪問調査が3月31日に終了しました。また、データの信ぴょう性を確認するために行った事後の抜き打ち調査も、4月末までに完了したということです。
中国では、農業、農民、農村という「三農」の現状を把握するため、これまでに1996年と2006年の計2回、農業センサスが行われました。3回目となる今回は約2年間の準備を経て、2017年1月1日に始まり、統計作業は3月31日まで行われました。
国務院農業センサス指導者グループ弁公室によりますと、期間中、全国各地から各種の統計表、計2億3300万部が提出されたということです。同弁公室はまた、データの信ぴょう性を確認する「事後品質抜き打ち調査」を実施するため、36組の調査グループを30の省、自治区、直轄市に派遣し、約2万世帯の農家を対象に、再度の調査を行ったということです。
中国では、統計に漏れや重複がないかを正確に把握し、また、センサスを妨害する不法な現象がなかったかを突き止める手法として、事後の抜き打ち調査が用いられています。
今回の抜き打ち調査は、ランダムに抽出された80の県、160の村、192のブロックから計2万世帯の農家を対象に行われ、4月19日にスタートして、4月末までに全て完了しました。
国務院農業センサス指導者グループ弁公室によりますと、センサスの結果は、事前調査と事後の抜き打ち調査で得たデータを審査、総括、分析、評価し、厳格かつ綿密な品質査定を行った上で、正式に発表されるということです。
(中国国際放送局)
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