4月5日、中国の習近平国家主席はヘルシンキでフィンランドのシピラ首相と会見した。（新華社記者 張鐸 撮）
新華網ヘルシンキ4月6日（記者/霍小光、黄尹甲子）習近平国家主席は5日、ヘルシンキでフィンランドのシピラ首相と会見した。
習近平主席は次のように強調した。中国・フィンランドの関係は伝統的に友好的なものだ。両国は政治面では互いに信頼し、尊重し合い、経済面では互いに補い合い、利益を受け、文化面では互いに学び、参考にし、二国間関係が安定的、順調に発展している。ここ数年、双方の上層部の交流が頻繁で、実務的協力は実り多い成果を挙げ、人文交流は活発で、国際事務においては良好な意思疎通を維持している。中国・フィンランドの発展理念と戦略は高度に合致し、互恵・ウィンウィンの協力の見通しは広い。中国側はフィンランド側と手を携えて努力し、科学技術・イノベーション、省エネ・環境保護、北極事務、観光・スポーツなどの重点分野で実務的協力を推進していくことを望んでいる。
習近平主席は次のように指摘した。世界経済の回復が緩慢な背景のもと、中国経済の運行は良好な発展の勢いを維持している。現在、中国は供給側構造改革を深化させつつある。我々には経済の持続的・健全な発展を維持し、フィンランドを含む世界各国のためにより多くのチャンスを創り出し、より多くの利益をもたらす自信と能力がある。
習近平主席はまた次のように指摘した。欧州の発展は世界平和・安定の促進に役立つ。中国側は欧州の繁栄・安定・開放を望んでおり、また欧州連合（EU）が絶えず発展し、強大になれるよう望んでいる。フィンランドが中欧関係発展の推進のために、一層積極的な影響を与えることを希望する。フィンランドは今年、北欧理事会の議長当番国にあたるので、中国側はフィンランド側と共に中国－北欧の協力がより実り多い成果を上げるよう推進できることを願っている。
シピラ首相は次のように表明した。フィンランド・中国関係の発展は満足のいくものだ。フィンランド側は中国側の世界的な事務における積極的な役割に称賛の意を表し、習近平主席が年初に世界経済フォーラム年次総会（ダボス会議）で行った重要談話を高く評価する。フィンランド側は中国側と投資や、環境、クリーン技術、観光、ウィンタースポーツ、教育、北極事務などの分野及び「一带一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」の枠組みのもとでの協力を開拓するよう望んでいる。フィンランド側は欧中関係の発展を支持し、北欧諸国と中国との協力が絶えず新たな成果を獲得できるよう推進することを願っている。
（新華社より）
推薦記事：
