トランプ米大統領は17日、北大西洋条約機構(NATO)を支持する立場を表明するとともに、ドイツを含むNATO加盟国に対し軍事費支出を増やすよう求めたほか、「公平な貿易」の重要性を強調しました。
トランプ大統領はこの日、訪米中のメルケル独首相と共同記者会見を行い、NATOへの強い支持を表明した上で、加盟国に対し、担うべき軍事費の負担を求めました。
メルケル首相はこれについて、「ドイツは2016年に軍事費を8%増やした」として、2024年に軍事費支出を国内総生産(GDP)比2%にすることを約束しました。
また、貿易の面でトランプ大統領は、「私は孤立主義者ではない。自由貿易と公正な貿易の支持者だ」と示しつつ、米国が世界の貿易において不公平な扱いを受けたとして、貿易政策の公平性を強調しました。
これについてメルケル首相は、「EU加盟国はEU代表によって統一された貿易交渉を行う」として、公平な貿易の重要性を認める一方で、開放的な考え方を持ってグローバル化を捉える必要性を強調しました。
(中国国際放送局)
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