【一般民衆•怒りの声】
政界に登場したニューフェースの背後で、潮流となって湧き出る民意のエネルギーは過小評価できない。
普通の民衆の誰もが政界で人気のある主人公になることはほとんどないが、彼らが力を合わせ、共鳴すれば、政界を揺るがすことのできる驚くべきパワーが生まれる。
トランプ氏の「反移民、反エリート、反グローバル化」の主張を支えるのは、主流社会には滅多に注目されることのないいわゆる「沈黙の大多数」の米国の白人及び労働者階級で、彼らは自らが投じた票で米国のエリート層に容赦なくビンタを1発食らわした。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の弾劾を進めたのは、週末のたびにろうそく集会を開催していた数十万、更には数百万もの韓国の普通の民衆で、彼らが声をそろえて歌った『Do you hear the people sing? (戦う者の歌が聞こえるか?)』は、怒りの韓国社会に一筋の望みを持つよう呼び掛けた。
現在の西側において、普通の民衆の社会世論や選挙・政治に関する役割とその影響は、正に改めて再認識されている。「ポピュリズム」を引き合いにして証拠とする者もいれば、このような考えにはっきりと反対を唱える者もいる。しかし、多くの人々は西洋の「民主」が当面の政治や社会、伝播の生態のもとで、「民」の内包が既に変化し、「民主」の発展がひとつの苦難に満ちた歴史の瀬戸際に立たされていることに同意を示しているのだ。
(新華社より)
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