大雨にもかかわらず、公演の1時間前には多くの観客が会場に
中国の新作オペラ「鑑真東渡」の日本公演が22日、鑑真ゆかりの地・奈良市の「なら100年会館」で開催されました。鑑真和上が日本にわたってから1200年の歳月が経った今日、もう1度中国と日本の間に文化交流の架け橋を架けるイベントとなりました。
なお、20日には東京ですでにこのオペラの初公演が行われ、今回は2回目の公演として、さらにこなれた見ごたえのあるつくりとなったということです。
公演後、観客の一人、西田玲子さんはインタビューに答え、「オペラは西洋なもので、鑑真さんは中国人、公演は日本で行われた。中国の文化レベルがここまでのものと知り、すごいなあと思った」と述べました。
また、奈良にお住まいの山本勲さんは、「鑑真さんは、尊敬に値する人物。中国の方が日本のために危険に冒して日本にこられたことは尊敬して感謝すべきだ。日本の今の仏教があるのはそういう先人たちの努力のおかげだ」と述べました。