1年間を会期とする第71回国連総会が13日午後、ニューヨークにある国連本部で開幕しました。今回のテーマは「持続可能な開発目標」です。
総会議長に就任したフィジー出身のピーター・トムソン氏は当日、就任式で挨拶し「国連総会は平和、テロ取り締まり、移民問題の解決、人道危機の緩和などを促進し続ける。また、昨年9月の国連総会で各国が合意した、2030年までに極度の貧困や飢餓を撲滅することなどを掲げる持続可能な開発目標の着実な履行を促す」と宣言しました。
また、今年末に潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が任期満了となり、次期事務総長が就任することについてトムソン議長は、「国連総会は国連事務総長の交代に協力し、ほかの国連機関との関係を密接にする」と表しました。
パン事務総長は「持続可能な開発目標を実施する最初の1年間が重要である。国連加盟国は政策、計画、資金などの面から支持すべきだ」と述べたほか、地球温暖化対策の新たな国際枠組み「パリ協定」の速やかな発効を呼びかけました。
(文字/中国国際放送局 写真/新華社)
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