日本の共同通信によると、4隻の船が5日、北海道の釧路港を離れ、日本の「調査捕鯨」の一貫として北西太平洋に向かった。今回の捕鯨は10月下旬まで続く予定。日本の水産庁によると、これらの船は釧路港の周辺90キロの海域で捕鯨を行い、2015年秋の捕鯨とほぼ同じ規模になる。
フランス通信社は、日本は「科学研究」の名目で商業捕鯨をしているが、捕獲された鯨肉が市場やレストランに入っていることは誰もが知る秘密だと論じた。
ハーグ仲裁裁判所は2014年3月、日本の南極での捕鯨活動は「調査目的」ではなく、停止すべきだと判定した。日本は2014年から15年まで南極での捕鯨活動を停止した。ところが、北西太平洋では捕獲数は減ったものの続行している。2015年12月、日本は世界の抗議を無視して船隊を南極海に派遣し、「調査捕鯨」を再開した。
シーシェパードは何度も南太平洋海域に船を派遣し、日本の捕鯨船を追跡し作業を阻止してきた。今週、日本と米国のシーシェパードは合意に達し、シーシェパードは年内、南太平洋海域で日本の捕鯨船を妨害しないことが決まった。
しかし、シーシェパード・オーストラリアは8月25日、シーシェパードの米国支局とオーストラリア支局は互いに干渉しないため、シーシェパード・オーストラリアは日本の捕鯨活動を引き続き妨害すると表明。
シーシェパード・オーストラリアの広報担当アダム・バーリング氏は、「新たに船を1隻購入した。この船はこの40年で初めて私たちのために特別に作られた船で、『オーシャン・ウォーリアー』という名前だ」と述べた。
(チャイナネット)
関連記事: