ロシアのグルシコ北大西洋条約機構(NATO)常任代表は27日、現在ロシア軍が実施している緊急軍備点検について、「その目的は軍隊の戦闘力を高めることにあり、他国を脅かすものではない」との考えを示しました。
グルシコ代表は同日メディアに対し、今回の軍備点検に関わる地域や参加の人員、任務の内容などについて「既に欧州安全保障協力機構(OSCE)に伝えた。NATOもこの件を承知している」と述べました。
今月25日から、ロシア軍は緊急軍備点検を実施し始め、ロシアの南部軍管区や西部軍管区、中部軍管区、北方艦隊、航空宇宙軍総司令部、空挺軍司令部などが関連する訓練に加わり、臨戦態勢に入っています。今回の軍備点検は今月31日まで続く見込みだということです。
(中国国際放送局)
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