アメリカがポーランド北部の都市レジコボに設置するイージス弾道ミサイル防衛システム(Aegis BMD)の着工式が13日に行われ、ポーランドのドゥダ大統領とマツァレヴィチ国防相、アメリカのワーク国防副長官が出席しました。
アメリカが中東地域とイランからの脅威を防ぐためとして建設しているこのミサイル防衛システムは、2018年完成する予定であり、ヨーロッパに配置されるミサイルとしては2箇所目となります。
ロシアのプーチン大統領は13日、ソチで開かれた国防工業開発会議で、「アメリカは一方的にミサイル制限条約を破棄し、世界の戦略バランスを崩す第一歩を踏み出した」とし、「アメリカのやることは国際セキュリティーシステムに衝撃を与えるものであり、新たな軍拡競争を引き起こすものだ。しかし、ロシアは計画と予算の範囲内で軍隊の建設を行い、軍拡競争に参加するつもりはない」と語りました。
(中国国際放送局)
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