
グレース·ケリーとモナコのレイナー大公
レイナー大公と公妃の出会いはロマンチックで忘れられないものだった。1954年春、グレースはアルフレッド ヒッチコック監督の第3作目の映画『泥棒成金』の撮影でモナコを初めて訪れた。グレースはモンテカルロのカーブの多い山道を運転中、遠くの山の麓にある大自然に包まれたモナコ大公宮殿に心惹かれた。当時の彼女はそこが自分の家になるなど想像していなかったに違いない。もう一人の主役である当時のモナコ王子 レイナー3世はフランスの雑誌『Paris Match』でグレースのインタビュー記事の写真を目にし、その映画界のクイーンに心を奪われた。












