ロシア非常事態省は19日、アラブ首長国連邦のドバイ発のボーイング737型旅客機がこの日の未明、ロシア南部のロストフ・ナ・ドヌーの空港で着陸に失敗して墜落し、乗客乗員62人全員が死亡したと明らかにしました。
ロシア非常事態省ロストフ総局のホームページによりますと、この旅客機は、アラブ首長国連邦の航空会社「フライ・ドバイ」に属するもので、ドバイ発、ロストフ・ナ・ドヌー行きで、着陸時に機体が断裂を起こし、爆発炎上したということです。また、ロシアのメディアの報道によりますと、この旅客機は着陸に1回失敗、空港上空待機エリアでの2時間9分にわたる旋回待機の後、2回目の着陸時に事故を起こしたとのことです。
ロシア非常事態省は、事故発生時、空港一体は強い風雨に見舞われていたことを挙げ、その気象条件もしくは操縦士の誤操作が事故発生の原因ではないかとしており、現在空港を封鎖して調査を進めています。
なお、事故便の乗客55人のうち、43人がロシア国籍、12人がその他国籍とのことで、乗員7人と合わせて62人全員が死亡したと報じられています。
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