周星馳(チャウ・シンチー)監督の最新作『美人魚(The Mermaid)』が興行収入30億元(約517億円)を突破した。同時に、中国大陸部の映画市場における記録を「単独30億元プラス」の時代へと引き上げた。中国放送網が伝えた。
同作品は年初の上映から1日あたりの興行収入を安定的に伸ばし続け、2月19日に人気映画『捉妖記(Monster Hunt)』を超えてトップに躍り出た。作品は同時に、中国大陸部の各興行収入記録を更新、マレーシア、シンガポールといった地域での中国語映画の興行収入記録も更新するなど、複数の記録を更新した。
「美人魚」がかくも大きな成果を収めることができたのは、映画ファンの周星馳作品への絶大な支持が背景にあるところが大きいだろう。周星馳も名曲『世間始終你好』を通じて映画ファンに対する感謝の意を表現している。また、「美人魚」の興行収入30億元突破を発表するポスターには(与有栄焉<同じ名誉なこと>を捩って)「魚有栄焉」の四文字が書かれている。多くのファンの支えがあってこそ30億のという数字を真に成し遂げることができたのだろう。