(写真はネットより)
新華網東京2月18日(記者/藍建中)日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は17日、同日17時45分(北京時間16時45分)に日本南部の鹿児島県にある種子島宇宙センターで、H2Aロケットで1基のX線天文衛星「アストロH」を打ち上げたと発表した。この衛星は宇宙の発展のプロセスを調査し、宇宙空間に隠された物理現象を研究するために利用される。
「アストロH」の任務は主に次の2つになる。1つは宇宙の発展のプロセスの調査で、例えば、巨大なブラックホールはどのように発達し、周囲にどのような影響を及ぼすか、銀河団は暗黒物質の支配下で、どのように形成され、進化するかなどを研究する。
もう一つの任務は極限状態の物理現象を検証する。例えば、超高密度及び超強磁場の環境で、どのような物理現象が起こり、時空はブラックホール付近でどのように歪むか。
1979年以降、日本はX線天文衛星5基を打ち上げた。今度発射された衛星は、2005年に打ち上げられ、昨年に使用を停止した「すざく」の後継衛星で、「アストロH」の映像撮影及び分光観測能力は「すざく」の100倍に達する。
(新華社より)
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