イギリスの『デイリー・メール』の2月13日の報道によると、米国のナショナルジオグラフィック誌のカメラマンは、米ミシガン州のフリントで住民の表情を撮影した。写真には、深刻な水質汚染問題やそれに伴う疾病に立ち向かう住民の深刻、恐怖、沮喪の表情が写っている。
フリントは現在、「煙のない戦争」と言われる水質汚染に悩まされている。フリント川の水道管から鉛が溶け出し、深刻な水質汚染問題となり、約1万2000人の児童が汚染水に触れる危険に晒されている。水質汚染に伴う疾病の危険性もあり、レジオネラ症(深刻な肺の伝染病)の発生は水質汚染と関係があると見られている。住民は毎日消防署から配給される限られた飲用水だけで生活し、水不足に苦しんでいる。
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