2015年1月19日、日本政府観光局が発表した2015年の訪日外国人客数は、1974万人と、前年(1341万人)を47%も上回る過去最高となった。円安やビザ(査証)の発給要件の緩和、国際航空路線拡充などを背景に、中国をはじめとする東アジア諸国から訪日客が急増した。
国別では、「爆買い」という流行語にもなった中国人訪日客が前年比107%増(2倍強)の499万人と大幅に増えた。日本政府は2020年に外国人訪日客を2000万人とする目標を掲げているが、15年に肉薄したことになり、大幅な前倒しで今年達成する見込み。
訪日外国人消費動向調査によると、15年の訪日客の旅行消費総額(買い物や宿泊、飲食などに費やした金額)は3兆4771億円と、過去最高だった14年の2兆278億円を大きく上回った。日本経済の押し上げ要因となったことが改めて浮き彫りになった。
(Record China)
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