年に一度の国際電子機器見本市「CES 2016」がラスベガスで行われており、世界の消費電子製品大手が遠く離れた米国で技術、製品をPRしている。中でも、中国メーカーの製品は目を引く存在となっている。
出展企業数では、今年中国から昨年の倍以上の1300社が出展し、全出展企業の3分の1を占めた。
質の面においても、中国企業の出展製品には多くの見所がある。テンセントが深圳零度智能飛行器(零度)、米米半導体メーカーのクアルコムと共同開発した無人航空機「YING」を、中国のオンライン動画LeTV(楽視)が打ち出した新型スマートTVと同社初のコンセプトカーを、シャープの北米テレビ業務を買収した海信グループ(ハイセンス グループ)が複数の新型テレビを、昨年の携帯電話出荷台数が1億台を超えた華為技術(ファーウェイ)が独自のチップを使用し急速充電が可能なスマートフォン「Mate8」をそれぞれ出展した。
中国メーカーが出展した無人機、自動運転技術、スマートホーム、スマートフォンなどさまざまな新製品がいずれも最近の消費電子産業の発展すう勢にマッチし、技術発展の流れをリードしており、中国企業の出展製品はある意味で同見本市のバロメータとなっている。
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