12月16日、第2回世界インターネット大会が浙江省の烏鎮で開幕した。中国の習近平国家主席は開幕式に出席し、主旨演説を発表した。撮影/新華社記者李涛
【新華社杭州12月17日】第2回世界インターネット大会開幕式で16日午前、中国の習近平国家主席が基調講演を行い、中国のサイバー空間の発展及び安全性に対する基本的な立場を全面的に説明し、中国のサイバー空間における人類の未来の発展をめぐる先見性のある考えを示した。
核心となる重要な意義:一つの目標 2つの支点
一つの目標:国際社会は相互尊重と相互信頼を前提に、対話と協力を強化し、インターネットのグローバルガバナンスシステムの変革を推進しなければならない。
2つの支点:平和、安全、開放、協力のサイバー空間を共同で構築し、多国間で、民主性と透明性のあるグローバルガバナンスシステムを確立する。
中国社会科学院法学所の支振鋒副研究員は、次のように述べた。習近平主席の世界インターネット大会での講演の最も核心的な内容は、国際的なインターネットガバナンスの中国方案を提示し、国際的なインターネットガバナンスシステムの推進と構築に重点を置いたことだ。「インターネットのグローバルガバナンスシステムの変革の推進」を目標とし、「平和、安全、開放、協力のサイバー空間を共同で構築し、多国間で、民主性と透明性のあるグローバルなインターネットガバナンスシステムを確立する」ことは、目標を達成する2つの支点になる。
核心となる重要な意義:グローバルなインターネットガバナンス体制の変革を推進するために必ず堅持しせねばならない4つの原則
グローバルなインターネットガバナンス体制の変革を推進し、次の4つの原則を堅持しなければならない:
——ネットワークの主権を尊重すること
――平和と安全を維持すること
――開放と協力を促進すること
――良好な秩序を構築すること。
復旦大学国際政治学部の沈逸副教授:習近平主席が提起した4つの原則は、グローバルなサイバースペースのガバナンスにおける新秩序の構築に対する中国の原則的な主張だ。ネットワークの主権を第一に置くことは、中国が一貫して主張する覇権主義反対、内政不干渉、国際法の基本原則の尊重などと一致する。