デンマークのハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞の選考委員会は17日、2016年の同賞を村上春樹氏に授与すると発表した。賞金は50万デンマーククローネ(約880万円)で、16年10月にアンデルセンの生誕地オーデンセで授賞式が開催される。スウェーデン・アカデミーが贈るノーベル文学賞を7年連続で逃している村上氏。今回はお隣のデンマークがラブコールを送った。著名な彫刻家作の青銅製「みにくいアヒルの子」も贈られる。揚子晩報が報じた。
今回、村上氏が受賞の理由として、「古典的な物語、ポップカルチャー、日本文化、夢のようなリアリズム、および哲学的議論を大胆に融合する力」が挙げられた。
2010年に創設された同賞は、アンデルセンのような偉大な作家に授与されるものの、児童文学賞ではなく、その総合的な影響力は後者にも勝る。授賞式は2年に一度アンデルセンの故郷・オーデンセで開催される。
(人民網日本語版)
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