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中国の「空気清浄機」推奨国家標準が、3年間の検討を経て正式に発表され、2016年3月より実施される運びとなった。北京青年報が伝えた。
改定後の新標準によると、空気清浄機の能力指標は、「CADR(クリーンエア供給率)」と、初めて発表された「CCM(累積浄化総量)」によって構成される。他にも「有害物質排出量」、「待機電力」、「微生物除去」などの項目が追加され、「空気清浄効果」、「騒音」の指標は調整された。さらには空気清浄機の取扱説明書の内容についても、より明確な要求が設定された。
コストパフォーマンスの高い空気清浄機を選択するには、どうすれば良いだろうか?専門家は、「購入の際には、空気清浄機の性能の特徴を参考にすれば良い。これには固体汚染物質除去量(PM2.5などの除去能力)、粒子状物質(ホルムアルデヒド)の累積除去量、気体汚染物質の累積除去量、浄化能力、騒音などが含まれる」と述べた。新標準の実施後、市民は購入の際に量化されたデータに基づき、空気清浄機の使用寿命を計算できる。
専門家はまた、粒子状汚染物質(PM2.5など)や有害ガスを除去したい人に、両者の除去を兼ね備えた製品の購入を提案している。これは例えば、CADRとCCMの数値が高い製品のことだ。寝室では低騒音の製品を選択する。家に乳児や喘息患者など過敏な人がいる場合は、オゾンを生成しない物理吸着型の製品を購入するべきだ。
(人民網日本語版)
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