【新華社ニューヨーク9月30日】2015年9月22日から28日にかけて、習近平国家主席は米国を公式訪問し、また国連創設70周年の一連のサミットに出席した。行程の終了にあたり、外交部の王毅部長が今回の訪問状況について記者に紹介した。
王毅部長は、習近平主席の今回の訪問は1つの重要な節目に展開された一度の歴史的な訪問だと述べ、また次のように述べた。
7日間の訪問中に、習近平主席は2国間・多国間の活動を集中的に展開し、多くの重要な演説を発表し、相互理解を増進し、信頼を深め、協力を拡大し、二国間、多国間のウィンウィンを推進して、強い共感や共鳴を生じさせた。国内外の世論は訪問の成果を高く評価し、これが一里塚的意義を備えた成功の訪問で、きっと中米両国関係の未来や世界平和の発展のプロセスに重大で計り知れない影響を及ぼすだろう。
一、新型大国関係の構築をリードし、中米の協力・ウィンウィンの広大な前途を切り開く
当面の国際情勢の下、中米両国の利益融合はかつてないほど緊密で、協力の基礎はより一層堅固なものとなり、両国関係は世界的な影響と戦略的意義をますます備えている。
中米関係の発展の方向は新たな確認を獲得している。習近平主席は今回の訪問で、新型大国関係の構築は、中米両国が長期にわたって努力するべき目標で、双方は中米関係が正しい航行方向を終始維持しなければならないと強調し、米国側から積極的な反応を得た。
中米の戦略的相互信頼のレベルは、新たに向上させることができた。両国の元首は各国の内外政策、二国間関係の重要な議題および国際と地域情勢をめぐって、踏み込んだ意見交換を行い、互いの戦略的意図に正しく対処し、戦略的相互信頼を絶えず増進させ、戦略的な理解ミスや判断ミスを避けることで合意した。
中米関係は今の世界で最も複雑な二国間関係で、双方には広範な共通の利益もあれば、摩擦と食い違いも存在している。習近平主席は中米間の共通認識は食い違いよりもはるかに大きく、双方は幅広い度量により食い違いに対処し、積極的なふるまいにより食い違いを管理・コントロールするべきだと指摘した。両国関係に影響を及ぼすネットワークセキュリティや南中国海などの問題において、双方は共通の利益のありかを明確にし、良性インタラクティブを展開することで合意し、両国が対話と協議を通して、分岐点を協力点に転化する能力が完全にあることを明らかにしている。
今回の訪問は中米の協力・ウィンウィンの内包を豊かにした。双方は計49項目の重要な共通認識と成果を達成し、両国の企業が一連のビジネス契約に調印した。双方はエネルギー、環境保全、科学技術、航空、インフラ建設、農業、衛生などの分野における互恵協力を拡大させ、両軍の相互信頼メカニズムの構築を完備することで合意している。双方はまた、国際と地域の問題での交流・調和し、気候変動問題に共同で対処することについて新たな共同声明を発表することでも合意している。双方はまた、中米経済事務定期通話メカニズムの設立、世界経済の着実な回復や世界の金融市場の安定化を共に推進してゆくことを決定した。
外交部の王毅部長が習近平主席の米国公式訪問および国連創設70周年の一連のサミット出席について語る(2)へ
(新華網日本語)
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