9月4日、米国のワシントンで、ケネス・リバソール氏は新華社記者の特別取材を受けている。
今回の会談が獲得し得る具体的な成果について話が及ぶと、李侃如氏は、中米両国は一旦危機が生じた際、意思疎通や処理が更にしっかりと行えるように、相互信頼の強化に有利なより多くのメカニズムを発表する見込みがある、との見方を示した。李侃如氏は、「これらのメカニズムは、今後問題が発生するのを避けたり、問題発生の可能性を減らしたりするのに役立つ見通しで、私は、中米がこれらのメカニズムを強化してゆくと考えています。」と語った。
李侃如氏は、両国の戦略的相互信頼や協力の深化を増進するため、双方は全般的利益から出発し、互いの情勢に対する判断を十分に理解するべきだとみなしている。李侃如氏は、両国が中米二国間の投資協定の交渉の推進などを含んだ、より多くの措置を講じて相互信頼を増進するよう提案している。
中米関係が正に対抗や衝突を方向転換させる臨界点にあると一部の世論がみなしているとの見解に対し、李侃如氏は次のように反駁する。「中米関係が正に臨界点にあるので、両国の二国間関係の発展に関する全体的な前提は、放棄されるか大幅に修正されるべきだとみなす人がいますが、私はこれは大きな判断ミスだと思います」と語った。
李侃如氏はブルッキングス研究所の外交政策・世界経済および開発の上級研究員を現任しており、かつて1998年から2000年まで米国大統領特別補佐官(安全保障担当)・国家安全保障会議アジア担当上級部長を務めていた。
(新華網日本語)
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