中国科学院合肥物質科学研究院が10日発表した情報によると、同研究院の原子力エネルギー安全技術研究所と国内の特殊鋼企業が協力し、低活性化マルテンサイトのロット生産に成功した。
低活性化マルテンサイトは高純度の材料で、中性子放射への高い耐性、低活性化、成熟した工業技術という基礎を備え、未来の核融合炉および核融合発電所の実用化の構造的材料とされている。15年弱に渡る技術の取り組みにより、中国科学院のチームは世界の技術独占を打破し、このほど6.4トン級低活性化マルテンサイト鋼塊を生産した。その主成分は安定的かつ制御可能で、不純物元素が極端に低い水準に抑えられた。型材の基本的な力学性能は、海外の同種類の材料と同等になった。これは中国がEUと日本に続き、低活性化マルテンサイトの大規模生産技術を把握した国になったことを意味する。
(人民網日本語版)
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