【新華社北京8月10日】9日に発表された物価に関するデータによると、7月の全国の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で1.6%上昇し、前月比で0.3%上昇して、前年同期比の上昇幅は前月より0.2ポイント拡大したという。
業界関係者は、豚肉価格の連続の上昇は、住民の消費価格の上昇幅が回復した重要な原因だ。現在、経済が下押しへ向かう圧力は依然として強く、物価の低位運行は安定成長や改革促進のために政策空間を与えたとみなしている。
「7月の豚肉価格は前年同月比で16.7 %上昇し、前月より9.7ポイント拡大し、CPIへの影響としては先月の0.20ポイントから0.48ポイントに拡大しています。」と国家統計局都市司の余秋梅高級統計師は説明している。
専門家は、今回の豚肉価格の値上げは、前期の市場価格の長期的な低迷や養殖業者の深刻な損失後における生産能力の大幅な調整などの原因により、引き起こされたものと分析している。
農業部・生きた豚市場の早期警戒の専門家は次のようにみなしている。需給状況から見て、今後の数ヶ月間の生きた豚の生産能力は依然として低位での調整が維持され、出荷は横ばいが維持され、また下半期は畜産品の消費シーズンにあたり、需要が多少増える見通しだ。よって、後期の生きた豚の供給はほぼきつい平衡状態にあり、肉豚価格は依然として周期的な上昇チャネルにあることが見込まれる。
業界関係者も次のように指摘する。今回の豚肉価格の値上げに対し、過度に懸念する必要はない。7月最後の一週間の時点で、豚肉価格は1キロあたり26.76元で、18週間連続で上昇し、前年同月比で20.9%上昇した。しかし、実際この価格は2011年時の31.49元と比べて依然としてある程度の格差がある。
(新華網日本語)
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