2015年8月9日、中国紙・参考消息によると、7月末、ミャンマー最北部のカチン州で、153人の中国人が森林の違法伐採により終身刑を言い渡されたが、最近になって中国への配慮によって釈放された。
カチン州は高級木材として知られるチーク、紫檀、ブナ、黒檀、紅木などの産地として知られている。ミャンマーの森林法によって毎年数千本が保護指定を受けているものの、14年に制定された木材輸出禁止法の保護を受けていない他の木材が中国の東部地域に輸出されている。木材は高級建築や家具などに加工され、増加の著しい富裕層からの人気を博している。紅木の家具の中には1億円以上の値がつくものもあるという。
二酸化炭素排出量世界第3位のインドネシアでも、4年前に森林の伐採が禁止されたが、その後も伐採は続いている。13年に違法伐採された木材の半分はインドネシア産で、最終的に中国へと輸出されている。
また、カンボジアの森林伐採率は世界3位で、輸出木材の85%が中国向け。統計によると、森林率世界6位のコンゴは森林伐採取り締まりのために許可証制度を制定したが、大規模な伐採は続いている。同国の木材の90%が違法に伐採されたもので、65%が中国に輸出されている。
(新華網日本語)
本記事はRecord Chinaに権限を授けられて掲載したもので、記事内容は筆者個人の観点だけを代表します。著作権はRecord Chinaと新華綱日本語に帰属しています。転載する際に出所を明示してください。
関連記事: