これらは外国のファンにはよく知られており、そのため多くの人が鎌倉へ「巡礼」にやって来る。漫画が連載されていた当時子供だったファンが大人になり、最近になって「巡礼」する人が特に多くなった。
「巡礼」するファンの中でも、韓国からの観光客が増加傾向にある。韓国のテレビ番組でもこのことが報道された。最近、他のテレビ局が「『スラムダンク』の故郷」というテーマで取材を行ったことがネットで広まった。
鎌倉を訪問した韓国人観光客がブログで、漫画の場面と現実の風景を並べて発表している。観光客は「漫画で出てきた登校風景を再現したい」と思い、江ノ電駅の景色に歓喜しつつ、名場面の舞台となった海岸で記念撮影をしている。
政府観光局や官公庁のデータによると、同県を訪れる韓国人観光客は2014年に17万人だった。県内のどこに訪れたのかに関する統計データはないが、箱根や鎌倉に行く観光客が多いと見られる。