アップルの株価は5日、5営業日連続の下落を終えたが、この2週間で15%下落した。中国市場の業績が予想に及ばす、新製品の販売が伸び悩み、アップル株は下落の圧力に直面している。経済参考報が伝えた。
アップル株は下落の傾向を示しており、過去12営業日のうち10営業日で下落し、1110億ドル以上の時価総額が蒸発した。この下落によりアップル株は、長期的なトレンドの目安とされる200日移動平均線を割り込んでいる。火曜日の終値は114.64ドル。
バンクオブアメリカ メリルリンチのアナリストは、アップルの目標株価を142ドルから130ドルに引き下げ、投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に下方修正した。同社は顧客向けに発送した報告書の中で、iPhoneの販売の伸び悩みにより、アップルが短期的に不利な要素に直面するためと説明している。
アナリストは、iPhoneの販売の伸び悩みにより、売上の成長率が大きく低下していると指摘した。またApple Watch、Apple Pay、Apple Musicといったその他の商品の販売も、急成長を実現するためには一定の時間が必要だ。
新製品の販売の伸び悩みにより、アップルの業績が圧力を受けている。アップルの中国における売上は2倍以上になり、第3四半期の売上と利益は市場の予想をやや上回った。しかしiPhoneの販売台数が予想に及ばなかったことで、投資家が警戒感を強めている。
調査会社Canalysは、アップルが第2四半期に、中国スマホ市場ナンバーワンの地位を、後発者の中国スマホメーカー「小米科技」に奪われたと発表した。同社のデータによると、アップルは第二四半期に中国での順位を3位に落とし、1位の小米科技と2位のファーウェイに後れを取った。同社のアナリストは報告書の中で、「大手メーカー間の競争がかつてないほど激化している」と指摘した。
(人民網日本語版)
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