【新華社北京7月20日】日本の与党連合がコントロールする衆議院では16日、安保法案が強行採決された。この法案成立の背後には一体どんな力が災いしていたのか。
【安倍首相が我意を押し通す】
安保法案を作った張本人および主要な推進者は、日本の現職の安倍晋三首相をはじめとする右翼政治屋だ。 中国外交学院の日本問題専門家、周永生氏は、安倍首相は日本を政治・軍事強国にし、日本に再び軍事作戦能力を備えさせたいと思い続けてきたと考えている。
上海復旦大学日本研究センターの胡令遠主任は、安倍首相が中国との一部の問題上の矛盾を絶えず利用し、日本のナショナリズムの情緒を扇動し、力強く推進してきた安保法案のために市場を開いたことは、一定の欺瞞性を備えていると述べている。
胡令遠主任は、次のように述べている。歴史の関連性から見ると、安倍首相のやり方は日本政府の第二次世界大戦前の一部の行為に似ている。当時の日本政府は侵略戦争を発動するために、多くの理由をでっち上げた。当面の世界の構造の変化に直面し、安倍政権は再び口実を設けて民衆を惑わしている。
上海交通大学日本研究センターの王少普主任は、安倍首相は母方の祖父・岸信介の防衛観念を継承しており、米国への軍事的依存では満足できず、日本に独立した軍事力を備えさせようと企んでいると述べている。