【新華社香港6月17日】外交部駐香港特派員公署の宋如安副特派員は16日、反対派議員が行政長官普通選挙法案を頑なに否決し続けるなら、香港の民主的発展が停滞し、香港の政治的対立が長引き、社会がより一層、分裂し、内部の不和と空回りが続き、香港発展の将来性が懸念されると述べた。
香港立法会は17日、2017年に行政長官普通選挙法案について表決を行い、宋如安副特派員が16日、香港の政治改革問題について外国の有力メディア向けにブリーフィングを開き、記者の質問に答えた。
宋如安副特派員は次のように表明した。特別行政区政府が提起する普通選挙法案は民主、開放、公平、公正を実現したもので、基本法と全国人民代表大会常務委員会の関係規決定に完全に適合し、「一国二制度」の原則を体現している。香港の歴史上、最も民主的な制度であるだけでなく、香港の現段階における実情に最も適した普通選挙制度でもあり、大多数の民衆の支持を得ている。中国の中央政府は、香港の根本的利益と長期的な発展を考慮し、香港の大多数の民意に順応するために、承諾を誠実に遵守し、最大限の努力を払い、法案を成立させるために最後の一刻まで奮闘する。
宋如安副特派員はまた、次のように表明した。立法会で行政長官普通選挙法案が成立した後、2017年に行政長官普通選挙が予定通りに実現する。これは、香港の幅広い市民が一人一票を投じる選挙で行政長官を選出するという願望と一致し、香港社会の全体的な利益と一致し、香港社会の長期発展のニーズと一致している。法案が成立すれば、香港の民主的な発展と社会の進歩は、未来に向かって大きく前進する。普通選挙で選出された行政長官は受容性も大幅に向上し、特別行政区政府が施政にエネルギーを集中させ、香港をリードして、経済を発展し、民生を改善し、香港の人々の福祉に関わる実質的な課題をより効果的に解決するためにプラスになる。
宋如安副特派員はさらに、次のように述べた。「強硬な反対派は近日、穏健な反対派が立場を変えないように脅すため、手段を選ばない行動に出ている。我々は穏健な反対派議員が強硬な勢力の正体をはっきりと認識し、政治的な勇気を振り絞り、幅広い民意に順応し、香港の根本的で長期的な利益と国全体の利益を拠り所とし、立法会で責任ある一票を投じることを願う。」
宋如安副特派員はまた、次のように強調した。普通選挙法案が成立するかどうかにかかわらず、中国の中央政府は「一国二制度」の基本法を一貫した姿勢で着実に実施し、行政長官と特別行政区政府の法に基づく施政を一貫した姿勢で支持し、香港の長期的な繁栄と安定を一貫した姿勢で支持する。
(新華網日本語)
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