【新華社北京6月16日】中国外交部の陸慷・報道官は16日、中国・南沙島礁での建設に関する問題について記者の質問に答えた際、中国が南沙諸島に駐屯防備している一部島礁での建設は、陸域埋め立て工事が近く完成される予定であると述べた。
中国の南沙島礁での建設面における近況および関連の立場を説明してほしいという質問を提出した記者がいた。
陸慷報道官は南沙島礁での建設は中国の主権の範囲内のことで、法にかなっていて、理にかなっていて、人情にかなっていて、いかなる国家を標的としたものではなく、各国の国際法律によって南中国海で享有する航行と飛び越えの自由にいかなる影響も与えなく、南中国海の海洋生態環境を破壊することもなく、非難する余地はないと語った。
陸慷報道官は「関係機関から得た情報によると、既定の作業計画に従って、中国が南沙諸島に駐屯防備している一部島礁での建設は、陸域埋め立て工事が近く完成する予定だ。」と言った。
陸慷報道官は次のように述べた。中国の南沙島礁での建設は必要な軍事防衛の需要を満たすほか、もっと重要なのは各種類の民事需要のためにサービスを提供し、中国の海上捜索援助や、防災・減災、海洋科学研究、気象観察、生態環境保護、航行安全、漁業生産サービスなどの分野で担う国際責任と義務をもっとうまく履行するためだ。陸域埋め立て工事が完成した後、次の段階で我々は関係機能を満たすための施設の建設を展開する見込みだ。
陸慷報道官は次のように語った。中国は領土主権と海洋権益をしっかりと守る同時に、直接な関係がある当事国と歴史事実を尊重する基礎の上に、国際法律に従って、談判・協議を通じて関係争議を解決することに取り組み、东南アジア諸国連合(ASEAN)国家が『南中国海各方面行動宣言』を全面的かつ友好的に実行する枠組みの下で「南中国海行動準則」の交渉プロセスを積極的に推し進めることに取り組み、南中国海の航行の自由を守ることに取り組み、南中国海の平和と安定の維持に取り組んでいきたい。(翻訳・編集/薛天依)
(新華網日本語)
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