(新華網記者 呉寒氷 撮)
4月2日、北京日本学研究センター設立30周年記念特別公演として、春野恵子による日本浪曲(ろうきょく)公演が北京日本学研究センターで開催した。
公演の前、北京日本学研究センターの徐一平主任が挨拶し、浪曲界の重鎮で、大阪市指定無形文化財保持者・二代目春野百合子の弟子である浪曲師春野恵子のプロフィールを紹介した。また、春野恵子は浪曲の変遷、特徴、表現方式、鑑賞方法などを生き生きして説明し、浪曲の魅力を中国の人々も知られるよう願っていると述べた。
それから春野恵子は浪曲の中での有名な演目である『両国夫婦花火』を出演し、観客たちに楽しい時間を過ごさせた。出演後、春野恵子は観客からの質問に返答し、観客と記念写真を撮った。
浪曲は、落語や講談とともに、日本の代表的な大衆演芸・話芸のひとつ。江戸時代末期から明治のはじめに成立したといわれ、「浪花節」(なにわぶし)とも言う。三味線を伴奏に用いて話を語り、歌う。各演題ごとに歌う部分(節)と語り演じる部分(啖呵)を両方持つ。明治時代後期から昭和中期にかけて一世を風靡し、日本の近代文化史・メディア史に欠くことができないものとなった。(取材/呉寒氷、陳辰)
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事:
CRI花便りに木寺大使からメッセージ:感動の共有を
日本の倫理研究所、内蒙古で新たな植林基地づくり
中日環境保護シンポジウムが北京で開催