3月22日、ボアオ アジアフォーラム会議センターで報道する記者
ボアオ アジアフォーラム2015年年次総会が3月26日から29日にかけて中国海南省のボアオで開かれる。今回の年次総会は、テーマ「アジアの新たな未来―運命共同体に向けて」をめぐり、2回の全体会議、41回のサブフォーラム、6回の円卓討論などを含む77回の討論会を行い、マクロ経済、地域協力、産業モデルチェンジ、技術イノベーション、政治安全、社会 民生の6つの分野について討論する。中でも、地域協力はフォーラムの重点になる。
今年の年次総会には注目すべき見所が6つある。
見所1:習近平主席のボアオ アジアフォーラム出席は3回目
習近平主席がボアオ アジアフォーラムに出席するのは2010年、2013年に続き3回目となる。これは、中国がボアオ アジアフォーラム、二国間協力を大いに重視していることを示す。
見所2:指導者の数が過去を上回る
史上最も華やかなボアオ アジアフォーラム2015年年次総会は他国から注目され、出席する指導者の数は過去の年次総会を上回る。中国の習近平主席、アルメニアのサルキシャン大統領、オーストリアのフィッシャー大統領、インドネシアのジョコ大統領、ネパールのヤーダブ大統領、スリランカのシリセーナ大統領、ウガンダのムセベニ大統領、ザンビアのルング大統領、オーストラリアのコスグローブ総督、カザフスタンのマシモフ首相、マレーシアのナジブ首相、オランダのルッテ首相、カタールのアブドッラー首相、スウェーデンのロベーン首相、ロシアのシュワロフ第一副首相、タイのタナサック副首相兼外務大臣の16カ国の指導者が出席する。フォーラムに出席または同行する各国の部長クラスの閣僚は80人を超える見通し。
見所3:「一帯一路」戦略の実施プランが年次総会で発表される可能性も
今年のボアオ アジアフォーラムは「一帯一路」戦略の対外宣伝の重要な窓口になる可能性がある。有名メディアは、出席する各方面がフォーラム期間中に重要な経済提携協議に調印するとも伝えている。間もなく公表される「一帯一路」計画には詳しい重大工事リストが含まれ、今後数年内に調印、着工するプロジェクト、具体的には鉄道、道路、エネルギー、情報、産業パークなど計数百件のプロジェクトが含まれる。