【新華社パリ3月17日】17日までに、欧州主要国の英国、フランス、ドイツ及びイタリアがアジアインフラ投資銀行に加盟する意向を前後して表明し、アジアインフラ投資銀行を支持する小さなブームが沸き起こっている。これは欧州諸国がアジアインフラ投資銀行の重要な価値を認めたことによって行う理性的な投資であり、欧州諸国の中国が提唱する多国間・ウィンウィンを目指す動きに対する信頼を反映したものでもある。このような結束は、共同発展にプラスとなり、歓迎に値する。
アジアインフラ投資銀行は中国が主導し、アジアのためにカスタマイズしたインフラ開発機関だ。インフラ資金の年間不足額が約8,000億ドルに達するアジアにとって、アジアインフラ投資銀行の設立はまさに時機を適格に捉えたものだ。アジアインフラ投資銀行の当初の目的は世界銀行、アジア開発銀行などの現行の多国間開発機関との相互補充であり、アジアのためにより幅広い発展の道を共同で切り開くことだ。 英国、フランス、ドイツ、イタリアがアジアインフラ投資銀行に加盟する意向を相次いで表明したことは、欧州諸国がアジアインフラ投資銀行がアジアの発展に向けた新しい路線において重要な役割を担うことを意識したことを示し、アジアインフラ投資銀行への加盟は新しい歴史的段階においてチャンスを先取りすることも意味する。歴史的な機会を目前にして、躊躇して判断を遅らせ、あれこれとあら探しをするのか、それとも積極的に参与し、共同に発展するのか、どちらが賢明な策なのかは言うまでもない。
英国、フランス、ドイツ、イタリアがアジアインフラ投資銀行への加盟を表明した理由は、中国の多国間・ウィンウィンの理念が人心に深く浸透したためであり、中国の度量と気概及び協調能力が世界に認められたことも反映している。昨年に提唱した当初から、中国はアジアインフラ投資銀行の開放性、包括性及び建設性を何度も強調してきた。中国外交部は17日、中国は各国と共同で努力し、アジアインフラ投資銀行を各国の互恵互利・ウィンウィン及び専門性、高効果を実現するインフラ投資・融資機関にすることを再び明確に指摘した。中国の言動が一致した努力を払い、欧州諸国が不安を解消し、アジアインフラ投資銀行への信任票を投じるようにカギとなる原動力を提供してきた。
アジアインフラ投資銀行の提唱から現在までを振り返ると、依然として少数の国が中国の互恵互利・ウィンウィンに対して大きな疑念を抱き、さらにはあらゆる策を講じて妨害している。このような行為は、全く必要でないだけでなく、最終的に自国をアジアの発展の潮流の外に追いやることになる。「物事の大きな流れを変えることはできず、いずれ収まるべきところに収まる」ことだから、方向を転換し、自発的に融合することが賢明な策と言える。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事:
欧州諸国、アジアインフラ投資銀行参加を相次いで表明
英国のAIIBへの加盟、韓国の意向に「影響」
米同盟国、何故アジア投資銀行へ参加表明?