李克強総理は金融リスクについて、次のように述べている。
中国には確かに個別性の金融リスクが存在しているが、システム性、区域性の金融リスクを発生しないように完全に守ることができる。
というのは中国の経済は合理的な区間にあり、貯蓄率がわりに高く、地方政府的な債務の7割以上は投資性で、収益がある上に、われわれは債務のプラットフォ—ムを規範化し、裏門を塞いで、表門を開いたからだ。銀行については、自己資本比率はより高いし、不良貸出引当カバー面もわりに広い。不良貸付は少し上がったが、世界中には比較に低いレベルにあっている。
ここで、次のことを表明したい。われわれは個別性金融リスクの発生、市場化の原則によって清算することを許すのは、道徳上のリスクを防止し、人々のリスク意識を強化するためだ。今年、中国は貯金保険制度を作り出し、一歩進んで多レベルの資本市場を発展し、企業のレバレッジ率を下げるつもりで、金融によりよく実体経済にサービスを提供させる。
李克強総理は、大陸は引き続き台湾資本企業や台湾商人の合法的権利を保つと指摘、次のように述べた。両岸は家族であり、血肉を分けた同胞である。「一つの中国」「九二共識」を堅持、「台湾独立」に反対し、両岸関係の平和的発展さえ維持すれば、両岸の経済協力の基礎が作られ、空間が広げられる。大陸は引き続き台湾資本企業や台湾商人の合法的権利を擁護し、合理的優遇政策を保持していく。対外開放において、我々は台湾への開放を先行させる。言葉を換えて言うと、台湾に対し、より力強く、突っ込んだ開放を実施するとのことだ。
李克強総理は、中国経済がデフレ—ション状態にあると言えないと指摘し、中国は今物価水準が相対的に低いが、中国は世界へデフレ—ションを輸出したわけではなく、実際に中国は「デフレ—ションされた」のだと表示した。
李克強総理は例を挙げて、次のように述べた。昨年、我々は石油3.1億トン、鉄鉱石9.3億トンを輸入した。数量が増えたが、金額が落ちた。それは主として国際大口商品の価格が大幅に落ちたからなのだ。我々はこういう「デフレ—ションされた」問題に対応する方法がある。勿論、我々は世界経済の低迷脱出と景気回復を期待している。
中米関係の話になると、李克強総理は次のように表明した。これは、最大の発展途上国と最大の先進国との関係だ。われわれは互いに尊重し、協力ウィンウィン、互いに衝突しなく、互いに対抗しない新型大国関係を構築したい。「今年習近平主席は招きに応じて米国に対して公式訪問し、中米関係の発展を一層推進できると信じています。」
李克強総理は次のように述べた。中国は終始として独立自主の平和外交政策を実行してきている。ウクライナ問題でずっと客観的で、公正な立場を保ってきている。われわれはウクライナの独立、主権と領土保全を尊重する。我々はウクライナ問題は対話、談判と協商で解決するよう望んでいる。
クリミア問題について、成因が複雑で、われわれは対話の方式で政治的に解決できるよう望んでいる。われわれは隣国はいずれも互いに睦まじく付き合うように希望し、ヨーロッパと他の国との共同で発展し、ウィンウィンの局面を見るよう希望している。これは、関係方面に有利すれば中国にも有利になる。