【新華社北京2月6日】最近は多くの経済分析機関と海外メディアが2015年中国経済の成長スピードが7%という新たな水準以下まで下がるとの見通しを示している。中国人民銀行が2月4日に行った預金準備率引き下げの動きも一部の西側メディアに中国経済が失速するシグナルと受け止められている。
中国経済は、制御不能になるのか。成長率が実際に7%を割り込み、心理的に「7%維持」に執着しなくなるのも構わない。
長期にわたり、海外の中国に対する観察は「成長率のスピードと直結」していた。「中国経済の成長率は24年以来の最低水準まで低下」、「中国は、四半世紀以来の最低成長率に遭う」などが最近の西側メディアの記事の見出しになり、「中国の減速」が西側のメディアを興奮させている。
過去数年に及ぶ中国の2桁成長は終始、西側の人々に不可解な印象を与え、世界のその他の主要経済体と比べて、中国経済の変化は想像を超えるものだった。中国経済は現在、「新常態」に入り、継続して世界的に幅広い議論を引き起こしている。海外の経済学者の多くは、中国経済が数十年にわたるさまざまな波風を受けても依然として安定しているのは、マクロ的な策定が時代とともに進化し、情勢に合わせて行動することに長けていることとかなりの程度、関係している、と認めている。
事実上、中国経済の成長率は「6%時代」に入るという議論が海外で以前から沸き起こっている。最近は、国際通貨基金(IMF)でさえも中国の成長率を7%以下まで下方修正している。
一方で、たとえIMFのような権威ある機関であっても、その経済予測は通常、現実的な変化を依拠にして、絶えず動態修正を行うというのだ。