【新華社モントリオール2月4日】4日間にわたる国際民間航空機関(ICAO)のハイレベル安全会議が2日、カナダのモントリオールで開催した。会議の参加者は民間航空機の飛行の安全管理などの問題について討議した。
オルムイワ・ベナード・アリウ国際民間航空機関(ICAO)理事会議長は開幕式で、今回の会議の趣旨は今後の民間航空機の飛行における安全管理方法、特に安全情報共有や保護について討議することにある。去年のマレーシア航空機MH370便の事故やマレーシア航空機MH17便の撃墜事件は、民間航空機の安全な飛行を保証する重要性が際立って示されたと述べた。
今回の会議は、当面の飛行安全状況の評価、今後の飛行安全管理方法の制定、関連地域での協力強化という3つの主要な議題を設けている。ICAOメンバーから来た民間航空局の担当者、国際組織の代表および専門家などの730人余りが会議に参加した。
会議に参加したパキスタンの代表は、会議では民間航空機の飛行プロセスにおける時間通りの追跡(Time tracking)や衝突が発生している地域を通過する際に存在するリスクについて重点的に討議し、これらについてコンセンサスに達するよう努め、各国に承諾を作り出せるよう推進し、また今後の飛行の安全について有効な措置や提案を提起してゆくべきだとみなしている。
ICAOは国連の専門機関で、本部はカナダのモントリオールに置かれている。民間航空業界の安全、保安、効率、環境保護といった方面の標準や規則制度の制定を担当することで、世界の民間航空業界の安全かつ秩序ある発展を促進している。
(新華網日本語)
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