12日、イラク・バグダッドにある新型コロナウイルス感染症リハビリセンター内の中国が建設支援したCT検査室で、画像を分析する画像診断医(奥)とCT技師。(バグダッド=新華社配信)
【新華社バグダッド10月18日】戦乱で衛生インフラが被害を受けたイラクでは、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が、さらに深刻な状況をもたらしている。首都バグダッドの東にある新型コロナウイルス感染症リハビリセンターは今年2月、市内初の同感染症収容・治療機関3カ所の一つに指定された。中国の医療専門家チームは3~4月、同センターに移動式X線装置とコンピューター断層撮影装置(CT)を援助。感染拡大の重圧の中、同センターでは人工知能(AI)「天眼」を搭載したCT機器と移動式X線装置が、患者を診断し命を救う過程で重要な役割を果たしている。