ロンドンにあるファーウェイの5Gイノベーション・体験センターで、スマホで5Gの通信速度を測定する様子。(1月28日撮影、ロンドン=新華社記者/韓岩)
【新華社ロンドン6月27日】中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は25日、英国のケンブリッジにオプティカルデバイスとモジュールの研究・開発・製造を行う最先端の拠点「ファーウェイ・キャンパス」を建設すると明らかにした。
同社は2018年、同地に約2平方キロメートルの土地を取得しており、地元の地方議会が25日にファーウェイ・キャンパスの第1期計画を承認したという。
第1期計画で同社は10億ポンド(1ポンド=約133円)を投資して5万平方メートルの施設を建設。現地で約400人を直接雇用するという。
ロンドンにあるファーウェイの5Gイノベーション・体験センターの前を通り過ぎてゆくスタッフ。(1月28日撮影、ロンドン=新華社記者/韓岩)
オプトエレクトロニクスは光ファイバー通信システムの中核技術。同社は、今回の投資によって世界のデータセンターやネットワークインフラに最高のオプトエレクトロニクス技術を提供するとしている。
同社の張建崗(Victor Zhang)副総裁は、「この統合イノベーションキャンパスにとって完璧な立地だ。研究機関、大学、地元産業界と密接に協力して英国の産業戦略に貢献するとともに、産業界全体のために光通信技術を発展させていきたい」と語った。
英国で約20年間事業を行っている同社は、約1600人を現地雇用し、英国のすべての大手携帯電話会社とブロードバンドサービスプロバイダーに通信ネットワーク機器を提供している。
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