23日、北京で初めて運用を開始したエアーテント型「火眼」核酸検査実験室。(北京=新華社配信/陳鍾昊)
【新華社北京6月25日】中国北京市で23日、同市初となるエアーテント型の新型コロナウイルス専門検査施設、「火眼」実験室が運用を開始した。大興区スポーツセンター内に設置された実験室は、広東省深圳市に本社を置くゲノム解析大手、華大基因(BGI)グループが研究開発を担当。移動可能で自動化されており、大量の検査に対応する能力を備えている。
実験室は現在、エアーテント9張りで構成されており、3張りが検体受け取り用に充てられ、残る6張りの内部に独自開発した自動核酸抽出装置14台が備え付けられている。装置1台で1回につき検体96個の核酸抽出が可能で、作業効率が大幅に向上する。