10日、内モンゴル自治区シリンゴル盟ソニド左旗の草原。(フフホト=新華社記者/于嘉)
【新華社フフホト4月16日】中国内モンゴル自治区シリンゴル盟では10日から、2億2400万ムー(約14万9千平方キロ)の草原で、牧草の生育を促進するための春季休牧を順次開始した。30日以上にわたる休牧期間中、同盟は牧畜民に補助金を支給して家畜飼育を支援することで、休牧による牧草のより良い生長の確保を目指す。
同盟林業・草原局は10日、今年の春に休牧を実施する草原が同盟の草原総面積の約83%を占めることを明らかにした。休牧期間は、草原の種類や降水量、気温、草原の生長の特徴により決められるが、基本的には牧草が根付く1週間前から始まるという。補助金総額は1億6800万元で、休牧を実施する8万6500世帯の牧畜民に対し、1ムー当たり0・75元(1元=約15円)が速やかに支給されることになっている。