17日、昌吉市の昌吉溢達紡織で、工場を巡回検査する従業員。(昌吉=新華社記者/沙達提)
【新華社ウルムチ3月27日】中国での新型コロナウイルスの感染状況が好転するに伴い、新疆ウイグル自治区の生産活動や人々の日常生活が正常な状態に戻りつつある。同自治区昌吉回族自治州昌吉市にある紡績・繊維企業の昌吉溢達紡織では、紡織の「無人」工場が稼働している。同社は2016年に生産ラインの作業を自動化した。生産ライン全体は遠隔で中央制御できるほか、スマホアプリでの管理も可能。旧式の生産ラインでは紡錘糸1万軸を生産するのに60人の従業員を必要としていたが、紡績機をスマート化したことで15人にまで縮小できた。同社では2月10日の操業再開以来、92%以上の従業員が職場に復帰し、生産能力は100%に近づいている。