20日、西岸美術館で作品を鑑賞する人。(上海=新華社記者/任瓏)
【新華社上海3月23日】中国上海市徐匯(じょかい)区浜江エリアの西岸美術館で20日、中仏文化交流で重要な意義を持つフランス・パリ「ポンピドーセンター所蔵作品展」が、新型コロナウイルスの影響による一時休館を経て、一般公開を再開した。
同センターと美術館を運営する上海西岸開発集団は2018年初め、同作品展の開催を含む展示・陳列プロジェクトを2019年から5年間にわたり共同開催することで合意した。
西岸美術館での最初の常設展示は「『時間の形態』-ポンピドーセンター所蔵作品展(一)」と名付けられ、2019年11月から2021年5月の会期でピカソやロベール・ドローネーなどの貴重な作品約100点を展示していたが、1月24日に新型コロナウイルスの感染拡大を受け一時休館した。
公開再開後の見学はネットでの予約制となり、1日当たりの来館者を約500人に制限する。入館には中国で「健康コード」と呼ばれるスマートフォンアプリ上で健康状態を示す2次元バーコードの提示と個人情報の登録が必要になる。