25日、米ニューヨーク国際玩具見本市で展示された小型ロボット「T9」。(ニューヨーク=新華社記者/王迎)
【新華社ニューヨーク2月29日】米ニューヨークで開催された毎年恒例の国際玩具見本市に、中国・深圳に本社を置くテクノロジー系新興企業「ロボセン・ロボティクス」が初参加し、外国の消費者向けの革新的玩具を紹介した。
ロボセン・ロボティクスは見本市で、小型ロボット「T9」を展示。同社の販売担当部長、ジェリー・リ氏は25日、新華社の取材に応じ、中国で昨夏に販売を開始した同商品を今年に入ってから米市場に投入したと述べた。
「T9」は教育と娯楽の両方に焦点を当てたもので、北米や欧州を含む世界中の消費者から受け入れられるのではないかと同社は期待を寄せている。
25日、米ニューヨーク国際玩具見本市で小型ロボット「T9」を紹介する「ロボセン・ロボティクス」米国支社長のジェイコブ・チェン氏。(ニューヨーク=新華社記者/王迎)
プログラムで制御できる「T9」は、22個のサーボモーターを搭載しており、高速で反応し、直立二足歩行が可能。ロボットから車両型への転換も自動で行える。米国支社長のジェイコブ・チェン氏によると、中国で設計と開発を行ったこのロボットには、自動転換や二足歩行、プログラム制御以外にも、レース機能、音声またはアプリでの制御など、多様な機能が備わっている。
米ラスベガスで先月開催された世界最大級の家電・IT見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)2020」でお披露目した際には、多くの注目を集め、同社は今後の見通しに対する自信を深めている。
中国のロボット産業は、優れた技術革新や異なる産業の統合、豊富な人材に支えられて急速に発展していると、米国支社のジョン・エングル販売担当副社長は指摘した。
22日から4日間の日程で開催された今年のニューヨーク国際玩具見本市には、世界中から千社以上が参加し、約15万種類の玩具やゲーム、若者向けの娯楽商品が紹介された。
同見本市は、1903年に始まって以来、毎年2月に開催されており、商業取引のみを行うイベントとなっている。
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