26日、杭州市の霊隠寺で、できたての臘八粥をワゴンに並べて冷ますボランティア。(杭州=新華社記者/黄宗治)
【新華社杭州12月29日】旧暦12月1日にあたる12月26日未明、浙江省杭州市にある中国禅宗寺院十刹の一つ、霊隠寺で臘八粥(ろうはちがゆ)を作る作業が行われた。旧暦の12月8日は中国の伝統的な祝日、「臘八節(ろうはちせつ)」にあたり、中国ではこの日に「臘八粥」というお粥を食べる習慣がある。容器に詰められた臘八粥の第一陣が午前7時頃に霊隠寺を出発し、杭州市各地に無料で配られた。臘八粥は6つの大鍋で、24時間煮込まれたもの。同寺では旧暦12月1日(12月26日)未明から旧暦12月8日(1月2日)正午にかけて、香り高い臘八粥を同市と周辺都市の人々に約30万食提供する。2008年からこれまで12年連続で臘八粥をふるまうイベントを実施しており、提供した臘八粥は当初の10万食から30万食以上まで増えたという。