10日、ラホール都市軌道交通オレンジラインの車両。(ラホール=新華社記者/劉天)
【新華社ラホール12月14日】パキスタン・パンジャブ州の州都ラホールで10日、同市の都市軌道交通オレンジラインプロジェクトの完成・車両走行テスト開始記念式典が行われた。
この事業はパキスタン東部にあるラホール市で進められているもので、中国・パキスタン経済回廊(CPEC)のアーリーハーベスト(早期収穫)プロジェクトの一つ。中国鉄路集団と中国北方工業公司が共同で建設を請け負っている。プロジェクトの投資総額は約16億ドル(1ドル=約109円)で、2015年9月の着工。
パンジャブ州交通局のムハンマド・ジャハンザイブ・カーン・キーチー局長は式典後に新華社の取材に対し、オレンジラインプロジェクトはパキスタンと中国の友好の象徴であり、パンジャブ州は引き続きその他のCPECプロジェクトも着実に実施していくと語った。
同プロジェクト中国側責任者の1人、王雲林(おう・うんりん)常務副総経理は式典のあいさつで、同プロジェクトは中国の基準とパキスタンの特色の融合を実現したとし、中国は今後、合同テスト・調整と試運転を早急に進め、2020年上半期の営業運行開始を目指すと述べた。