２２日、大型テレビ教養番組「国家宝蔵」を紹介するプロデューサー兼総監督の于蕾氏。（東京＝新華社記者／馬曹冉）
【新華社東京１０月２５日】映像・音楽・アニメーションの国際見本市「ＪＡＰＡＮ ＣＯＮＴＥＮＴ ＳＨＯＷＣＡＳＥ（ＪＣＳ）」が２２日、東京都内で開幕し、初めての試みとなる「ＣＨＩＮＡ ＤＡＹ」が同日、池袋会場で実施された。
会場では、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ）の制作による中国の国宝を紹介する大型テレビ教養番組「国家宝藏」のプロデューサーと総監督を務めた于蕾（う・らい）氏が、海外メディアの代表らに番組のスタイルや影響力などについて紹介した。今回の来日は中国のオリジナル番組としての重要なＰＲ活動だと述べ、「国家宝藏」は日本市場でも十分に需要があると自信を示した。上海国際映画祭センターによるプレゼンテーションと歓迎レセプションも同日開催された。
セミナーには中国の映画監督、張一白（ちょう・いつはく）氏や映画監督で脚本家でもある石井裕也氏、松竹グローバル事業部中国室長・プロデューサーの野地千秋氏らが登壇。「グローバル化した今日における国際協力の普遍性」や「中日間の映画・テレビ文化協力のチャンスと課題」など、中国と外国との共同製作について議論を交わした。
ＪＣＳは東京国際映画祭（ＴＩＦＦ）併設マーケットの「ＴＩＦＦＣＯＭ」と「東京国際ミュージックマーケット（ＴＩＭＭ）」、「東京国際アニメ祭（ＴＩＡＦ）」との合同マーケットで、池袋会場で２２日から３日間、渋谷会場で２８日から３日間開催される。今年初めて「中国共同パビリオン」が設けられ、中国から６０社近くが出展した。出展企業は、映画・ドラマからドキュメンタリー、アニメ・漫画、コラム、インターネット、配給、ポストプロダクションなど多岐にわたる。今回の参加を通じて、中国本土の優れた作品を日本に広めたいとしている。
「ＣＨＩＮＡ ＤＡＹ」の一連のイベントは、中国国務院新聞（報道）弁公室と国家広播電視総局が主催し、上海市広播影視制作業行業協会が運営した。（記者／梁賽玉、馬曹冉）
