12日、カンボジア国家体育場の施工現場。(小型無人機から、プノンペン=新華社配信/万坡)
【新華社プノンペン5月14日】中国政府の援助で建設が進むカンボジア国家体育場の主体工事が12日、同国首都のプノンペンで完了した。
カンボジアのタオン・コン観光相、在カンボジア中国大使館の李岸(り・がん)経済商務参事官、カンボジア五輪委員会と中国商務部国際経済合作事務局の代表らが同日開かれた主体工事の完了式典に出席した。
タオン・コン氏は、同体育場は同国のスポーツと文化事業の発展を促進する歴史的事業であり、同事業がカンボジアと中国の友情が安定し遠くまで続く証しになることを望むとの考えを示した。
李岸氏は「一帯一路」建設の重点事業として、同体育場の建設は各方面から非常に注目されていると指摘。体育場は帆船に似た形をしており、両国が平和で安定した発展環境の中、共に前進していくという信念を象徴するものになると語った。
同体育場は中国中元国際工程公司が設計し、中国建設股份有限公司が建設する。建築面積は約8万2千平方メートルで、収容可能な観客数は6万人。2020年末に完成予定で、2023年にプノンペンで開催される第32回東南アジア競技大会の主会場となる。